Webサイトを運営するうえで、欠かすことのできない画像素材。
その効果は、サイトのデザイン性を高めることはもちろんのこと、画像素材の態様や使い方によって、ユーザーに対する訴求力やクリック率に大きな影響を与えます。
ということで、今回は、ストックフォトの基本知識をはじめ、数あるストックフォトサービスの中でも、コストパフォーマンスに優れた2つのサービスをご紹介します。
本ページに掲載している各サービスのデータは、2019年4月29日現在のものになります。
各サービスをご利用の際は、各サービスの利用規約やご利用プランなどを十分にご確認ください。
ストックフォトとは
ストックフォトとは、プロアマ問わず多くのクリエイターが、webサイトや広告などで利用されることを想定した様々なシーンの画像素材(写真やイラストなど)を投稿し、ユーザーは、料金を支払うことで素材を利用することができるサービスです。
※ 一般的に、無料で使える「フリー素材」は、ストックフォト(サービス)には含まれません。
近年では、無料で使える「フリー素材」がたくさんありますが、高品質かつシチュエーションが豊富なストックフォト(サービス)は、素材の出所や権利関係も明確なので、無用なトラブルを回避し安心して利用することが出来ます。
ストックフォトを利用するメリット
- 素材のクオリティが高い
ストックフォトサービスでは、クリエイター(コントリビューター)から投稿された素材は、コンセプトや画質といったクオリティに関する審査を行ったうえでアップされるので、一定の基準をクリアした素材のみがラインナップされています。 - シチュエーションが豊富
ストックフォトサービスでは、webサイトや広告などで利用されることを想定した素材がアップされているので、様々なシチュエーションやシーンに対応する素材が揃っています。 - 素材の検索機能が秀逸
ストックフォトサービスでは、素材を検索する際の検索機能が充実しており、画像を検索窓にドラッグ&ドロップしての類似検索や、画像が占める色やモデルの性別・年齢・人種といった条件検索など、各サービスとも利便性に優れた検索機能が装備されています。 - ロイヤリティフリー
ストックフォトサービスの素材は、基本的に「ロイヤリティフリー」になっているので、一度購入した素材は、追加料金や「ライセンス料」を支払うことなく、利用規約の範囲内で何度でも使用することが出来ます。 - 権利関係が明確
フリー素材とは異なり、素材の権利関係(著作者・モデル&プロパティリリースなど)はもちろんのこと、ユーザー自身がその素材を入手した経緯も明確になるので、無権利者による悪意ある権利の主張といった、無用のトラブルを回避することが出来ます。
ストックフォトを利用する際の注意点
料金を支払って素材を購入しても、その素材の著作権は「作成者」もしくは「ストックフォトサービス」にあることを理解しておきましょう。
また、ほとんどのストックフォトサービスでは、暴力や麻薬などの違法行為が絡むコンテンツや、ポルノやアダルトなどの性的描写が絡むコンテンツでの素材使用を禁止しているので、必ず各サービスの利用規約を確認するようにしましょう。
なお、画像素材を利用する上で知っておくべき基本的な知識(権利関係&利用規約)については、以下のページで詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にされてください。
ストックフォト おすすめ2サイト!
1.Shutterstock
『Shutterstock』とは
Shutterstock(シャッターストック)は、約2億6000万点もの写真やイラスト素材などがロイヤリティフリーで利用できる、海外のストックフォトサービスです。(日本サイトあり)
世界トップクラスの素材数は、約65万人もの寄稿者(投稿者)によって支えられており、あらゆるシチュエーションに対応するクオリティの高い素材は、日本を含めて150以上の国で利用されています。
素材数 | 単価 | 料金プラン |
---|---|---|
約 2 億 6000 万点 | 33 円~(※1) | ・定額プラン ・プリペイドパック |
※1 料金プランが「年間プラン 画像750点/月」の場合
『Shutterstock』の特徴
Shutterstock(シャッターストック)では、画像素材(写真・イラスト・ベクター)をはじめ、動画素材や音楽素材まで幅広くラインナップされており、毎週100万以上もの新しい素材が追加されています。
また、定額プランを購入すると、デザインアプリケーション(Shutterstock Editor Pro)を無料で利用することが出来るので、素材の入手から編集までの一連の作業を、Shutterstock(シャッターストック)で完結することが出来ます。
加工 | 商用利用 | クレジットの表示 |
---|---|---|
○ | ○(※1) | 不要(※2) |
※1 素材そのものが商品の一部を構成する場合などは、不可もしくは「特別画像ライセンス」が必要。また、「エディトリアルコンテンツ」については、商業目的での使用不可。
※2「エディトリアルコンテンツ」については、クレジットの表示が必要。
2.PIXTA
『PIXTA』とは
PIXTA(ピクスタ)は、約4,100万点もの写真やイラスト素材などがロイヤリティフリーで利用できる、国内のストックフォトサービスです。
国内トップクラスの素材数は、約29万人もの寄稿者(投稿者)によって支えられており、日本に特化したクオリティの高い素材は、個人から企業まで幅広く利用されています。
素材数 | 単価 | 料金プラン |
---|---|---|
約 4,100 万点 | 39 円~(※1) | ・定額制 ・単品購入 |
※1 料金プランが「定額制 年間プラン シングルシートライセンス」の場合
『PIXTA』の特徴
PIXTA(ピクスタ)では、日本の被写体(人物や風景など)を中心に、各種画像(写真・イラスト・ベクター)や動画&音楽まで、幅広い素材がラインナップされています。
また、サイト構成や利用ガイドが分かりやすく、豊富な支払い方法をはじめ、万一の権利侵害発生に備えた「安心補償サービス」など、利便性に優れたサービスになっています。
加工 | 商用利用 | クレジットの表示 |
---|---|---|
○ | ○(※1) | 推奨(※2) |
※1 素材そのものが商品の一部を構成する場合などは、不可もしくは「エクストラライセンス」が必要。
※2 放送や映像配信での使用については、クレジットの表示が必要。
ストックフォトのまとめ
今回は、ストックフォトの基本的な知識と、たくさんあるストックフォトサービスの中でも特におススメな2つのサービスをご紹介しました。
Webサイトに掲載する画像を、他人のサイトやGoogle画像検索から引っ張ってくるのは論外ですが、近年では、無料で利用できる「フリー素材サイト」も多いので、有料の画像素材に抵抗がある方も多いかと思います。
ただ、GoogleアドセンスやAmazonアソシエイトなどを利用して、Webサイトを収益化していくのなら、素材のクオリティはもちろんのこと、素材の権利関係や信憑性が客観的に明らかな、ストックフォトの利用をおススメします。
ちなみに、今回ご紹介したストックフォトサービスは、当サイトでも利用しているサービスなので、皆さんも有効に活用してみてください。